2011年10月

なぜインドなのでしょうか?時代は変わっています。
リーダーのタイプが変わっています。

何もない平和な時代ではなく、有事においてどう判断できる
人かという事がリーダーとして求められています。

今までアメリカの高額取得者がITの仕事の人たち(月70~
80万円)だったのが、インドでは同じ作業が17~18万円で
できるという事でインドにシフトしています。

そして、アメリカのMBA中心のビジネスの世界が終り、
MOA(Master of Arts)の市場になっています。

要するに芸術面を付加していく事でしか生き残れなくなります。
日本の美意識が生かせる時代になるということです。

これからは、BRICSs、VITAMIN(ベトナム、インド、タイ、
マレーシア、インドネシア)の動きを見ないと次の世代を生き
ていけません。

これからは、どの国と仲良くしたらいいのでしょうか?
どんなに巨額のODAで協力しても親しくすることが困難で嫌
われる国がある一方、インドは国勢調査で何と90%が日本人が
好きと大変な親日です。

インドと仲良くしておく事は、国際的に大切と言えます。
数年前に石油などの資源を運ぶ日本の船が海賊にあった時、
インドが助けてくれとことがきっかけで自衛隊と交流ができました。

インドはどの様な国なのでしょうか?
正式名称は、インド社会主義共和国。

カースト制度は法律上撤廃していますが、なぜ依然として温存
しているのでしょうか?
この事はさくら会として大切なテーマとなります。

ヒマラヤ山脈から南は、インド世界ととらえた方がわかりやす
いですね。インド、パキスタン、ネパール、スリランカ、バン
グラディッシュです。
 
インドと言えばインダス文明(紀元前2600年頃~前1800年頃)
ですが、前1500年頃にアーリア人が青銅の矢じりとリグヴェー
ダ―(自然崇拝)の思想を持って入ってきました。

彼らは、戦闘にたけた民族で、僧侶バラモンがこの国にカースト
制度を持ちこみました。

インドは陸続きなので民族争いが多く、部族支配にあった事で、
元々いた先住民がスードラとなったのです。
 
ここで、カースト制度を簡単に紹介しましょう。 
 
カースト制度
1.     バラモン―僧侶―支配階級
2.     クシャトリア―王族、貴族
3.     ヴァイシャ―商人
4.     スードラ―隷属民
5.     不可触民(虫けら扱いされている。穢れ深い人々。
    カースト制度の外におかれ、2割を占めている。)
 
神とつながる儀式を持っていたバラモンは自分たちを特権階級
としました。ここで階級を人体で表現してみますね。

頭はバラモン。両腕は権力の王族と貴族のクシャトリア。お腹は
商人のヴァイシャ。下半身はスードラ。
うんち、おしっこなど汚いものを扱う階級。

スードラよりもっとひどい、人間として扱われていない不可触民
はバラックの奥に住んでいます。

カースト階級の人々は様々な職業についています。
例えばバラモンの人が食堂経営をする人が多いのは、階級の高い
人が作ったものだから安心して食べられるという事です。
バラモンのお店にはバラモンの人が働いているケースが多いです。
 
カースト制度はどうして守られているかと言うと、
90%を占めるヒンドゥー教徒が身分差別のままでいいという
考えを持っているからです。

クシャトリアから偉大な教祖が出ています。
ブッダもクシャトリアです。

バラモンの中で飽き足らない人が森に入り悟りをひらいて解脱
しました。
出家しなければ解脱には至れないという考え方を持っているのです。
 
インド世界の全ての根底にあるものは輪廻転生という教義です。
この事は人生の奥義書ウバニシャッド哲学に書かれています。
インドでは、生まれることが苦行。虫けらの様に生きるしかない。
だからこの世で徳を積んであの世で生きていく→四諦。
生老病死。生まれ、生き、病になり老いる苦しみです。
 
御釈迦様は、バラモンの教えのとおり苦行を積みました。ま
ず不殺生。そして極限まで肉体を責める。
現在もひげを剃っていない人はバラモンの修行者です。
断食では、不殺生で獣は口にしないので、菜食主義者となります。

手塚治虫の『ブッダ』を読むといいですね。
ブッダは王城の外で見たのは、スードラの下の不可触民。断食
では悟れない事を知りました。
裏切り者と言われても、苦行をやめました。

そして、沐浴をした時にスジャータという女の子にお乳をもら
って悟りました。
その後苦行の中で悟るのではないことを教えました。

バラモンから不殺生と菜食を説くジャイナ教ブッダの仏教に
分かれました。
ジャイナ教では虫などを殺してはいけないので農業ではなく
商人が多く、一般の人はお布施をすることで、徳を積み解脱を
すると考えられています。

ちなみに、ガンジーはジャイナ教の出身です。だから、非暴力
否抵抗を貫いたのですね。

四苦八苦から、離れるにはどうしたら良いのか?
それは、ブッダの教え―八正道の実践です。―仏教の根幹です。
 
八正道
1.正しく見る
2.正しく考える
3..正しく話をする
4.正しく行動する
5.正しく生活する
6..正しく努力する
7.正しく思い巡らす
8.正しく心を置く
 
インドで、日本のゼネコンが行きたがらない理由は、
居酒屋や女性と遊べる遊興施設がないからという少し残念なお話
です。

では、次にインドの国旗と国章のお話です。
 
仏陀が衰退したマウリア朝時代に、アショカ王は150万人の大量
虐殺し、その後仏法に帰依しました。

国旗の中央は輪廻転生を現した車輪が中央にあります。
そしてインドの国章は、古代インドのアショカ王の記念塔の王紋
からとった車輪の上に獅子が乗っております。
そして、車輪は輪廻転生を意味します。
  

 

バラモンは、民間の神を取り込んで、ビシュヌ神・シヴァ神などと
姿を変え、現在はヒンドゥー教(多神教)となりました。
ブッダもヴィシュヌ神と言われています。
八百万の神を持つ日本人にとって多神教はそれほど違和感がなく、
不殺生、戦いを嫌う点などでも日本と親和性があると言えます。
 
さて、なぜインド人は日本人が好きなのでしょうか?

タージマハールはムガール帝国に統治された時にモンゴル王シャー
・ジャハーンが、死去した愛妃のため建設した総大理石の墓廟。

その白大理石の花の彫刻の中にはラピスラズリー、エメラルド、
ルビーなどの石が埋め込んでありとても美しく、これはイスラム
文化の代表的建築です。

インドの現地人は大理石の加工はできないので、大量のイスラム
人を呼んでタージマハールを作らせ、完成後は2度とタージマハ
ールを作れない様にと彼らの右手を切ったのです。
 
ムガール帝国衰退した時にイギリス人が入ってきましたが、インド
はどこに統治されても思いを変えていません。

そういったイギリス白人社会に統治された中で、日本(有色人種)
が白人と戦って日露戦争で勝ったのを見て、インドは独立したい
と考えたのです。

それまでの、白人種族が優秀民族で有色人種は劣等民族であると
いう絶対的な価値観を日本が塗り変えたのです。

パラダイムシフトを起こしたのです。
インドだけではなく植民地に泣く、アジア全ての国々の独立の
きっかけを作ったのです。
 
日本はインド独立運動家のインド国民軍のチャンドラ・ボーズを
支援しました。
1948年、第二次世界大戦の極東国際軍事裁判において、インド
代表判事パール判事はイギリスやアメリカが無罪なら、日本も無罪で
あるとして、日本無罪論を発表した。

また1951年のサンフランシスコ講和条約には欠席し、これについて
国会演説でインド初代首相ネルーは

「彼ら(日本)は謝罪が必要なことなど我々には何一つしていない。
それ故に、インドは(サンフランシスコ)講和会議には参加しない。
講和条約にも調印しない」と述べました]。
 
この様に、日本がインドの独立に力を貸したことなどインドと日本は
関わりが深いのです。

また、宗教的な違いから、宗派を分けてインドからパキスタン、バン
グラディシュと国が分かれていきました。

アメリカが、日米修好通商条約(1958年)を持ち込もうとした時の
通訳 ヘンリー・ヒュースケンの日本への次の言葉を紹介します。
 
「しかしながら、いまや私がいとしさを覚えはじめている国よ、
 この進歩は本当に進歩なのか?
 この文明はほんとうにお前のための文明なのか?
 この国の人々の質僕な習俗とともに、その飾りけのなさを私は
 賛美する。
 この国土のゆたかさを見、いたるところに満ちている子供たちの
 愉しい笑声を聞き、そしてどこにも悲惨なものを見いだすことが
 できなかった私には、おお、神よ、この幸福な情景がいまや終わ
 りを迎えようとしており、西洋の人々が彼らの重大な悪徳をもち
 こもうとしているように思われてならないのである」
 
彼は、28歳で暗殺されました。
日本をとても愛した人で、物欲の悪徳を日本に持ち込んでよいのか
と悩んでいました。

今後、インドのもODA 1位に上昇してくることでしょう。
現在でも、インド人は、今日食べるものがなくても瞳が明るいの
ですが、一方日本人は、自殺者が3万人です。

豊かさとは何なのか?インドに物欲の悪徳を持ちこんではいけない
のです。
そこには他国に対する礼儀作法が大切であり、インドを理解して
ビジネスを展開していることが大切ですね。
 
古代インダス文明には、神殿はなく、その代わりに沐浴するところ
がありました。
人々がそこで神のために穢れを落とし身を浄める。
その習慣がガンジス川のベナレスで多くの人々が沐浴していますね。
 
不可触民はケガレ深き人とされてしまいました、だから、触れては
ならないとされています、気の毒なことですね。

ガンジーは“1つの民族”という考え方で暗殺されました。
インド人口の80%のヒンデュー教徒はカーストを全うせよという
考えを持っています。

宗教は民衆のアヘンであると考えられていますが、日本は宗教に
縛られていない理想郷ですね。
私たちほど宗教に自由な国はありません。他の国が体験できない
境地を私たちは生きています。

長くかかるかもしれませんが、未来の社会はこの国に学びに来る
でしょう。自分の国の豊かさを求めて未来に日本がどういう形で
貢献できるのでしょうか?
 
日本のODAでインドのメトロが作られ、品質管理を日本人がして
います。
しかし、インドに思ったほど日本企業は行っていません。それには
風俗と居酒屋がないという理由があります。
私たちは、物質文明ではなく精神文明を伝える役割があります。
 
最後にガンジーの墓標に刻まれた、7つの社会的罪を紹介しましょう。
 
1.理念なき政治
2.労働なき富
3.良心なき快楽-節度をもつ
4.人格なき知識
5.道徳なき商業
6.人間性なき科学
7.献身なき崇拝
 
終わり

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